ことし見たTVドラマ

あまちゃん
はげしく今更ですけども。
無職の期間とだいたい重なっていたので、ほぼ全話をリアルタイムで見ることができました。NHKの朝ドラは『凛々と』から『ひらり』までをなんだかわりと熱心に見ていて(たぶん出勤時間の都合)、その後ブランクがあって『おひさま』の途中からあらためて視聴習慣ができたという感じ。ドラマってずっと見てると愛着がでてきてあんまり悪く言いたくなくなるものだけど、『カーネーション』がちょっとまれに見る傑作だったせいで*1その後の『梅ちゃん先生』『純と愛』には落胆したものでした。いまやってる『ごちそうさん』もそうだけど、やっぱりなんだかんだ言ってTVドラマって脚本が9割なんじゃないでしょうか。それもとくに高等な技術が必要とかいうわけではなく、脚本家が登場人物のキャラクターによりそって、自然にお話をすすめてくれるだけでよいのです。なのに主人公の純真無垢さをムリに強調するからただのワガママになってしまったり、「朝ドラを壊す」とか妙なこと言い出すから収集がつかなくなったりするんだと思う。
あまちゃん』そのものについてはもうさんざん言われつくされているので二点だけ。このドラマが作者が時間を操作し情報を完全にコントロールする形で、いわば推理小説のようなスタイルで語られているということ。もうひとつ、回収されなかった伏線としてのアキの「たすけてストーブさん、おら東京なんか行きたくねえ!」(第68回)という台詞。


半沢直樹
これも今更ですな。
2ch等で素直に「面白い」と言えない人たちが「TBSはこの時期ほんとは『ぴんとこな』の方を推していたがそっちがコケて、あまり期待していなかった「半沢」が当たった」「上が無能だからヒットしたのに延長できなかった」とかデマをとばしていたけど、んなわけないよなあ。普通に「日曜劇場」だし初回は2時間スペシャルだったしウケたからあと5回作るとかできるわけないじゃんね。
第1回で半沢が本店に呼ばれたとき上司役に小須田康人が出てて、この人の芝居変わんないなーと思った。


リーガル・ハイ』『リーガルハイ』
第2シーズンの方はナカグロなしとかわかりにくいわ。
第1シーズンのオンエアのときは見てなかったのだけど、終盤の長台詞の評判が高かったので某所にてまとめて視聴。第8話の子役の子(吉田里琴)の巧さが舌を巻くなど。

*1:おもわずNHKドラマガイド買っちゃったくらい