2011-01-01から1年間の記事一覧

第60回アカデミー賞授賞式におけるビリー・ワイルダーのスピーチ

ふるいビデオの整理をしていたら、1987年の第60回アカデミー賞授賞式のテープが出てきたので、一部をDVDに焼いてみた。当時はまだWOWWOWもなく、この録画もフジテレビが深夜にダイジェストを放送したものである。ナレーションで解説をするのは筈見有弘と中井…

さいきんの読書

奥さんとコドモらが義実家に帰省中でヒマなので、久しぶりに日記を書く。 ちょっと思うところがあり、恋愛についての小説かエッセーが読みたくなって探してみたのだけれど、これはというものが見つからない。恋愛小説だのエッセーなんてそれこそあふれるくら…

星条旗と日の丸

星条旗があがったとき、アメリカ国民は アメリカで暮すあいだに、なんどか国旗や国歌について考える契機となる新鮮な経験をした。 アメリカでの生活が一年半ほどすぎたころ、子どもたちはプロ・スポーツのさかんなお国柄の影響を受けて、試合を見たがるよう…

小説家のつく嘘について、続き

http://d.hatena.ne.jp/takanofumio/20110526/p1の続き(こういうの多いなあ最近)。 というわけで『回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)』を読み返していてハッと思い出したのは、そもそもこの人はなみいる批評家や研究者をだまくらかしてデビューした作…

運動会

今週の火曜日に運動会がありました。 遅番だったので午前中だけ見ることができました。コドモらの徒競走と次女のフラフープ。長女の組体操と次女のしっぽとりは残念ながら見られず。 わたしはちゃんとしたデジカメとかビデオカメラとかもってないので、よそ…

感想・批評・研究(その2)

http://d.hatena.ne.jp/takanofumio/20110530 の続き。何かを見たり聞いたりしたときにどうしようもなく持ってしまうものが「感想」、それを他人に説得的に伝えようとしたものが「批評」、さらに一般化して「私は(〜と思う)」という主語を取ったかたちで表…

memento mori

角川書店のPR誌「本の旅人」6月号が店に来ていたので、レジ横に出しつつ一冊もらってくる。 大島弓子『グーグーだって猫である』をみると、グーグーさんが亡くなられていて連載も最終回になっていた。サバの時とちがって、大島さんはグーグーが息をひきとる…

感想・批評・研究

2日あいてしまった。やっぱり毎日更新てたいへん。 前の記事に転載した文章はもちろん抜粋なのだけれど、なんだか四方田もじじむさいことを言うようになったなあという印象。かつて「『ほんとうの名前』という考えがきらいだ」とか「誰が言ったかは問題では…

四方田犬彦「<社会の周縁>での読書を語る」

インターネットにおける民主主義というのは、ぼくにとってはチャイルドポルノにおける民主主義と、ほとんど同じですね。誰でも簡単にできて、しかも安全地帯に留まっていられる。批評には多様性や積極的な誤解的解釈が許容されるべきだという立場があります…

小説家のつく嘘について

http://b.hatena.ne.jp/takanofumio/20110525#bookmark-43841066について。 『回転木馬のデッド・ヒート』は出たときに読んで面白かったのだけれど、私もこの本の前書きの「ここに収録した話は全部事実」という記述にたいへん驚いた口であり、世の中には不思…

5月24日(火)雨のち晴。

出勤。 コンピュータ書の平台に一か所だけ空いているところがあった。あれここに何あったんだっけ? というわけで売上データを見てみたらこれでした。Android SDK逆引きハンドブック作者: 中西葵,内村祐之,高橋良司出版社/メーカー: シーアンドアール研究所…

5月23日(月)雨。

お休み。ほぼ一日中だらだら。 夕飯は海苔巻きとそうめん。海苔巻きはしばらくやらないとうまく作れなくなるので難しいです。

5月22日(日)雨。

出勤。今日は早番。 土・月のあいだに一日だけ仕事があると、「今日働けばまた休みだ」と思って働く気力が出せる。以前の店では定休が土・火で、なおかつ日曜が遅番月曜が中番(11:00〜19:30)という中途半端な時間帯だったので、やる気の出ないことおびただ…

5月21日(土)晴。

「震災後の日々」についてもうちょっと書いておきたいのだけれど、日記を書く筋肉が退化していてうまくまとまらない。 ので、リハビリのためにしばらく(内容がなくても)毎日更新をこころがけようと思う。 いまの仕事のシフトは休みが月・土で、日曜が早番…

震災後の日々

・地震の翌日は、ほんとは私の定休だったのだけれど、店の片付けのため朝から出勤。本部や被害の少なかった他店舗からも応援が来る。店長はじめ店の人間はきょう一日かけて片付けるつもりだったのだが、本部のエライさんは「急いでやって夕方には営業再開」…

『ハイスクール1968』の感想など。

『ハイスクール1968』は私はふつうに面白かった(今ふうの言いかた)のだけれど、四方田犬彦という人は毀誉褒貶のある人で…というか最近は「毀」と「貶」がたいへん多いような気がする(←意味あってるよな)。この本も雑誌に発表されたとき、登場人物のひと…

震災の日

(この文章は4月11日に書いています) ・午前中所用で新宿と渋谷の大型書店をまわるが成果なく、家に帰って弁当をつくって出勤。ぽかぽかと気持ちのよい日で、自転車で走ると汗ばむほど。 ・13:30店に着き昨日の売上を計算して入金のため銀行へ。 ・14:30ご…

さいきんのぶくまから

asahi.com(朝日新聞社):「出版社自ら販売」 MBO成立させた幻冬舎・見城社長 - ビジネス・経済 (1/2ページ) webDICE - 骰子の眼 - 「失敗を踏まえたうえで共有すべき美しさとはなにかということを提示したい」菅付雅信『リバティーンズ』休刊を語る …

接続詞について

「読みやすい文章を書くための技法」の、接続詞の件りで思いだしたこと。 ……多少その傾向があるということは否定できないが、しかし、論理的であることと表現が堅苦しいとか難しいということは何の関係もない。柔らかい文章でありながらしっかりと論理的であ…

四方田犬彦ビブリオグラフィ

著書 『リュミエールの閾―映画への漸進的欲望 (1980年) (エピステーメー叢書)』朝日出版社、1980 『映像の召喚』青土社、1983 『人それを映画と呼ぶ (1985年)』フィルムアート社、1984 『クリティック (1984年)』冬樹社、1984 『映像要理 (1984年) (週刊本〈…

聖バレンタインデーの虐殺(←意味ない)

さいきんはてなのトップページに「バレンタインチョコ欲しい!」というキャンペーンの告知があるのは見てたけど特にチョコレートは欲しくもないなあとおもっていたら、これチョコレートだけじゃなくて「欲しい物がもらえる」キャンペーンなんですね。すごい…

『カエサル』

1月24日にNHKBSの映画カレンダーで『フォッグ・オブ・ウォー』を予約しておいたつもりだったのに、録画されたのを見てみたら日生劇場の『カエサル』が入っていたのであった。とほほ。主演は松本幸四郎である。せっかくなので(早送りしながら)見てみたら…(…

『グーグーだって猫である』

木曜日の昼にTVでやっていた映画『グーグーだって猫である』見る。2008年、監督は犬童一心。去年からネコを飼っているので、ネコの出てくる映画やドラマには五月蝿いのである。以下とりとめのない感想。 ・原作のグーグーと同様、映画のネコも胴体に目玉のよ…

を変更。 まあゆっくりしようぜ。どうせ出口はないんだから。(M.H) これはご存知『ルパン三世 カリオストロの城』より、山田康雄が納谷悟朗にいう科白。ついでにプロフィール画像を設定してみた。コドモが5歳くらいの時にかいた落書きです。

twitterが合わない、ということ。

先週体調がすぐれず、思い当たるところがあったので病院に行ってみると案の定インフルエンザに当選していたのであった。 「やっぱり仕事に行っちゃダメですかね?」 「まあ今はそれが社会的なルールですからねー」 というわけで、いきなり3連休になってしま…

土門拳「死んだ子」

その子はけっしてお菓子をムシャムシャ食べない子だった。いっしょに同じお菓子をもらったお姉さんたちがたちまち食べてしまって、手持無沙汰でいる時分に、舌の先でしゃぶりつくされて、今や頃合いのやわらかさになったのを、一人楽しくペロリペロリとしゃ…

新年早々(株)はてなさんがキャンペーンをされているそうで、こういうのでも応募したことになるのかしらん。 善い本を安く読ませる! この標語のもとに我社は出版界の大革命を断行し、特権階級の芸術を全民衆の前に解放した! 一家に一部宛を! 芸術なき人…

ニュースサイトの記事の筆者と日付について

以前にも似たようなことを書いたことがあるけど、たまの更新だと記事の稀少性が高くなってしまって、なにか大したことを書かなければいけないような気になってしまうのがよくない。なので今年はなるべくくだらないことをたくさん書くようにしようとおもう。 …

アップルとネコと電子レンジ(これまでのあらすじ・2010年後半篇)

半年に1回の更新で、もうログでもダイアリーでもないよなと思いつつ、いちおう律儀におもな出来事を書き留めておく。 6月の終わりに突然ヨメさんのゴーサインが出てiPad(WiFi+3G、16G)を購入。すばらしい。しかし契約直後に、2年4か月使った自分の携帯電…