横浜・都筑区まで自転車で行くのこと。

じぶんの店にあたらしいPOSレジとシステムが入ることになり、すでに導入している店舗に使い勝手を見せてもらいに行く。
お店は横浜の都筑区というところにあり、電車をつかうと往復で1000円ちかくかかる。行くまえにgoogle mapをぼーっとみていると、このくらいなら自転車でなんとかなるんじゃないかとおもえてきた。天気はうすぐもり。というわけで思いきって行ってみたのであった。
環八をずっとくだってから多摩川ぞいを走り、丸子橋という橋をわたって川崎にはいってあとはずっと中原街道という道をすすむと着く、はずである。携帯用の地図を持ってゆけばよかったのだけれど、自分の持っているのは東京23区だけのものだったので、出る前にgoogle mapをじーっと見てメルクマールになるものをメモしただけで出発した。われながら無謀かなーとも思ったが、まあイザとなれば自転車をおいて電車に乗っちゃえばよいのである。
以前高津のトイザらスに行ったとき(このときは電車)にも思ったのだが、川崎の道はほんとに歩行者にたいするあつかいがひどい。やたら細い道が平気で幹線道路になっていて、ガードレールもなく白線ひいただけの歩道の脇を、バスやトラックがすごいスピードで走っている。自動車ユーザーには便利なのかも知らんが、自家用車もってない人間には地獄のような町ではないだろうか(いいすぎ?)。
というわけで、電信柱の「中原街道」という表示などをたよりに、途中でちょっとそれてしまって軌道修正したり、コンビニエンス屋さんで地図を見て現在位置を確認したりしつつ走る。第三京浜をくぐるとド田舎の細い道と開発されたばっかりの何にもないだだっ広い道が交互にあらわれて、えらく遠くまで旅しているような気分になる。なんてことを考えているうちにいつのまにか到着してしまった。所要時間1時間半であった。到着記念に写真をとろうと思ったら、ケータイの電池が切れてしまってとれなかったorz。
見学そのものは1時間ほどでおわり、一緒に行ったマネージャさんと喫茶店でおはなししたあと帰宅。往路とはすこしちがう経路をつかって、またちょっとそれたりなどしながらも無事にうちにたどりついた。雨がすこしぱらついてきていたが、なんとかもってくれた。
帰ってから通った道を確認してみると、あと30分ほど足をのばせばIKEAにも行けたほどの場所でびっくり。
道中はとくにそんなこと思わなかったのだけれど、地図も持たずに出発前に見たgoogle mapの記憶とメモだけで見ず知らずの場所にたどりつけるというのは、結構たいした方向感覚といえないかしらん? (だれもほめてくれないので自画自賛するの図)



追記(2008/05/31)
「たいした方向感覚」の件で書きそびれたのだが、地図なしで目的地に到着できたことよりも、道をそれたときに「あっ道まちがえたかも知らん」という勘がはたらいて、住居表示案内図などをたよりにルートを修正しながら行ったってことのほうがすごいと自分ではおもう。ほとんど動物的といっていい感覚で、いままであまり意識してなかったけれどたぶん持って生まれた才能なんじゃないかしら。これが本業にまったく役に立たない才能だということが輪をかけてすごいし、悲しい。