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 ものすごい雨と風で、店のなかから見ていると通りを歩いている人はほとんど傘が役に立っていない。お客さんが店の前の傘立てに置いていってしまうので、こわれた傘ばっかりたまってゆく。
 僕は傘というものがきらいで、普段自転車で移動しているせいもあるけれど、めったにさすことがない。21世紀にもなっていまだにこんな原始的な雨具に頼っているというのは、文明人の恥なんじゃないかと本気で思っている。べつにエアカーもテレビ電話も動く歩道もあせって実現する必要はないけれど、傘に代わるなんかもっとあたらしいものを考えるべきだと思う。せめて、『ブレードランナー』にでてきた、柄のところがネオン管みたく光るようなのでもいいからさー。なんとかしようよ、傘。
 と、店が閑なので書いてみました。雨やんでくれー。
 市民になった記念に、新しいキーワードをひとつ作らせていただきました。