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 メイが熱を出してしまったので今日は外出せず、終日うちの掃除。サツキの1年生のときのプリントやら作品やら落書を整理して本棚を使用可能な状態にする(サツキは学習机をもってない)。紙ごみがレジ袋ふたつぶん出た。
 夕方投票へ。投票所はサツキが通っているのとは別の近所の小学校で、ここは最近新しい校舎に立て替えたばかりでヒジョーにきれいである。きれいなだけでなく、教室と廊下の境目が背の低い棚だけで密閉されてなくて大変開放感のあるつくりになっている。最近のはやりなのでもあろうか。一緒に行ったヨメさんは、ウチの小学校はオンボロでサツキがふびんだ、○×ちゃんのお母さんにきくと雰囲気もすごくいいらしいと、真剣に転校を言いだしかねない様子である。
 投票所ではなぜかアルビノーニアダージョが流れていて、たぶん荘厳な雰囲気を演出しようとしたのだと思うけれど、なんだかこの選挙結果の行く末を暗示するかのようで不気味だった。
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 というわけで都知事選はそーゆー結果になったわけで、ここ2年ほどまじめに投票には行っているのだけれど、やっぱりムナしさがのこるのであった。
塾講師のつぶやき - 東京都知事選の結果の感想
 たとえばこの方が書いておられるように、今回の結果は「都民の選択」と言われるんだろうしまあ実際にそうなんだろうけど、でもオレは石原は選んでないぞと言いたいものが自分の中にあるのである。
 うまくできてるというか民主制の狡猾な部分という感じがするのは、選挙の前までは有権者は石原陣営やら浅野陣営やら無党派層やらに分かれていたはずなのに、投票が終わるとその選挙結果がいわば内面化されて、あたかもひとりひとりが石原23パーセント、浅野14パーセント、共産党5パーセント、棄権55パーセントの投票をしたかのようにいわれるというところだ。
 それを避けるためには徹底して選挙などとは無縁の生活を送るか、あるいは反対に「自分たちの代表を議会に送る」という代議制の基本にたちかえって積極的に政治活動にコミットするかのどちらかしかないという気がする。中途半端に投票にだけ行くというのは結果的に施政者を利することにしかなっていないだろう。
 しかしまあとりあえず、この先どう対応するか考えなくてはならないのはコドモの学校関係の話だ。シロート考えではオリンピックには落選すると思うし、市場の移転も直接関係ある事柄ではないのだけれど、教育問題(というか教育委員会問題?)は我が身に直接ふりかかってくる問題なので、なるべく早いうちにスタンスをはっきりさせておかないとずるずる流されていってしまうなあと思うのであった。