片付け

 納戸の整理。ここに引っ越してきてから一度もあけてない段ボール箱をあけてみると、芝居をやっていたころの台本やチラシ、大学時代のノート・レポートの類、さらに中学・高校時代の日記まで出てきた。私はなんでこんなものを持ってきているのでしょう? 中学の頃の日記は懐かしくて微笑ましいけれど、高校に入ったあとはまだ生々しくて困る。あと前田先生や蓮実先生の授業でとったノートや、遊眠社や第三舞台や青い鳥の公演のチラシはけっこう貴重だなあと思った。
 筒井康隆に『鍵』という短篇があるけど、昔のノートを開くときの恐怖の予感というのはなんだか怖くておもしろい。