「ユリイカ」9月号

 本日入荷。「理想の教科書」という特集の冒頭にある、石原千秋斎藤美奈子の対談がおもしろかった。そのなかに「ほかの学科の教科書については専門家にまかせっきりになるのに、国語くらいなら自分にもわかる」という人間がたくさんいる、という指摘があって成程と思う。そういえば去年新刊で『小学校国語副読本―英才を育てるための』という本が入ってきて、ちょっと中身を見てみてびっくりしたことがあった。この本の編者もたしかどっかの会社の経営者と国語学者?みたいな人だった。国語の先生はくちばしを出したがる素人がまわりに大勢いて大変なんだろうなあ。