コドモの話

 というわけでコドモはすくすくとアホの子に育っているような気がする。とくにこれといった才能を示すこともなく(あ、でも絵を描くとときどきはっとするようなものを描いたりする)、かといって授業に全然ついていけないということもないようだ。まあまだ2年生だし。何よりありがたいのは毎日喜んで学校に通っていることである。似非インテリとしては、学校という制度に無批判に従属するのが全き善だとはもちろん思わないけれども、いったん疑いはじめるときりがないし何よりめんどくさい。「毎日学校に行くのはあたりまえ」という自然な自明性をなるべく維持しつつ、それなりの年齢になったら徐々に相対化できるようになるのが理想的なんでないかなといまのところは考えている。
 とはいっても入学してから1年ちょっとの間にはそれなりにいろいろあったわけで、とくに夏休み前に2度ほど危機的状況があった(おおげさ)。