ひとつき毎日更新をしてみて思ったこと

 いや、後日思いだしながら書いてる日も多いんですけど、私のつける日記は子どものころからそういうものなので別に問題ないのだって誰に言い訳してるの。
 あれですね、ブログをたまにしかアップしないと、一本一本の記事に希少性がでてきてしまって、なんというかするどい分析や珠玉のエッセーが期待されてしまうというプレッシャーが生じて良くないです。昔禁煙をこころみた友人が手始めに節煙をはじめたところ、喫煙時代よりも1本の煙草の貴重性が増して「最終的な目標である禁煙とは反対のベクトルの「大事に吸おう」という意識が出てしまうから、逆効果だね節煙というのは」と言っていたことがあったけどそんな感じ。気軽に「今日は一日仕事をしてくたびれた」とか書けない(そんなこと書いて意味があるのかというのはおいといて)。でも毎日なにか書いてれば、たまにそんな日があっても許されるような気がする(誰に許されるのだ、というのもおいといて)。
 毎日書くということになると、よっぽどネタのある人か波乱万丈の人生をおくっている人以外いちばん簡単なのはただの日記であって、なおかつ私自身いままでほかの人のブログをいろいろ読んでみて面白かったのは、趣向を凝らしたエッセー風や調査報道風や世相評論風よりも、普通の日常雑記や育児日記だったりするものだ。さらにいうと、そういったものこそが本来の意味での「ジャーナリズム」なのだというのは、こないだから力説しているとおりなのである(誰に力説してるのだ、というのもおいとくのである)。